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  • 2011.06.20 Monday
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進め、マジカルじゃぽねすく【NO. 将 the Star】

 

彼女は自由を探し求め
ついにたどり着いた
正しい道を歩めばきっとそこに目指すものはある
天井に輝く
それ一つ一つが可能性の一部なのだ

 
・・・
・・・・
・・・・・
・・居心地悪いのです。
めぐみさんに言われてはるばる青森まで帰ってきたのです。
美沙の家なのです。
生まれ育った我が家なのです。
だけど美沙が帰ってきたらなんか空気が違うのです。
微妙に仕えている人の顔も違うのです。
まぁ、たしか美沙が飛び出して1年後に
従弟が養子に入って家督を継ぐことが決まったはずなので
そっちの関係者が入っているんだと思うのです。
それにしたって昔からいる人たちも
なんだか美沙によそよそしいのですよ。
放蕩娘だからしょうがないのです。


まったく
呼び出しておいていないとはどうなのですか。
母上も(父上はいない時の方が元々多いのです)
そして弟もいないのです。
改めて弟と言うのはなんだか恥ずかしいのですが
慣れるしかないのです。
そうなると美沙はひとりなのです。
実家なのに寂しいのです。
仕方ないからうろつくのです。
・・・・お、ここはカギがかかってる部屋なのです。
今は開いているようなのです。
昔っから気になってたのですよ。
ちょっと入ってみるのです。


埃っぽいのです。
空気が悪いのです。
それに真っ暗、窓のない部屋なのです。
次第に目が慣れてきたので見渡すと
どうやら書庫のようなのです。
見るからに古そうな書物や巻物なんかがあるのです。
うわ、漢字ばっかなのです。
美沙もこういう家の子なので多少は読めるのですが
流石にこれは無理なのです。
他になんかないのですか。
ん?あそこに妙に綺麗に整頓された箇所があるのです。
背表紙を見ると

「図解で解説:天神護神術その壱」

なんなのですか。この微妙にポップなのは。
明らかに他とは毛色が違うのです。
全4巻。
中を見てみると、流石に漫画ではないのです。
今本屋にあふれてる萌えキャラが戦略兵器を紹介
みたいなノリではないのです。
開いた半分に絵が、反対のページに明治くらいの文章で
説明が書いてあるのです。
「この書は妖あやしを生業とした天神家に伝わる
 体術を書き記したものである。
 後進の一族の指導に役立ててほしい」
みたいな事が冒頭に書かれていたのです。
う〜ん、昔はうちは悪者退治なんかやっていたのですか。
今ではしがない占い師まがいだと言うのに・・・。
読み進めるとどうやらうちはRPGでいう後衛役だったらしく
肉弾戦には不向きだったらしいのです。
その為不意に襲われた時などの対処法や
相手の攻撃をかわしていかに時間を稼ぐかなどを重視して
描かれているのです。

ガタッ・・・

っは!まずいのです。
誰か来るようなのです。
美沙がここに入っているのが知れたら怒られるのです。
とりあえずこの本は使えそうなので貰っていくのです。
どうせいっつも閉ってあるのです。
それだったら美沙が有効活用してあげるのです。
大慌てで棚の本を掴むと服の下に隠して
一目散に部屋から逃げ出すのですよ!!




「あら美沙お帰り」
は、母上今帰りました…。
「どうしたのなんだか息を切らせてるようですけど」
なんでも、ないの、ですよ。
「まあ、いいわ。
 せっかく帰ってきたんだからゆっくりしていきなさい」
い、いえ、美沙は、忙しいのです。
母上にお会いできたので、美沙は、もう帰るのです。
それではなので〜す!
「これ美沙!・・・まったく落ち着きのない子だよ」




お、思わず家を出てしまったのです。
荷物はこれだけだったしいいのですが
実家に3日泊まる予定だったのです。
とりあえず、寝るところを確保しないと・・・・。
それに落ち着いてこれを読みたいのです。
多分美沙にはこれが必要なのです。
運命なのです。









「奥方様、書庫から蔵書が持ち出されております」
使用人から報告を受けました。
そして、無くなったもがなにかを。
「ああ、たぶんあの娘でしょう。
 問題ありません」
「しかし・・」
「あの娘も形は違えど戦いに身を置くもの。
 きっと美沙の役に立つでしょう。
 それはいいとして、どうして美沙があの部屋に入れたのでしょう?」
「そ、それは・・・」
「・・・その事は不問に付します。
 ですからあの娘の事も」
「・・・・かしこまりました」
「それに、あの本は3〜4歳の子の為に書かれた
 いわゆる読み聞かせのための絵草子なのです。
 今の美沙には丁度よい教材ですしね。ウフフ」
すると
「奥方様、さらにもうひとつなくなっていることが判明いたしました」
「なんです?」
「それが・・・・・」
流石の私もこのときは顔色が変わりました。
美沙は絵草子のほかに禁書の一部も偶然持ち出してしまったようなのです。
結わいが緩んでいたために数項絵草子に挟まれてしまったようです。
「どういたしましょうか・・・」
私は数瞬考えたのち
「ま、大丈夫でしょ。
 美沙は刀持ってませんし。
 なければ何もできないですから、あれは」
と結論を出したのでした。








なるほどなのです。
このときはこう体を入れ替えるのですか。

昔15の時はどのホテルも相手にしてくれなかったのを思い出すのです。
今では美沙も19歳。
普通に飛びこみでも泊めてくれるのですよ。
美沙も大人になったものなのです。
そして今は持ってきた本を読んでるのです。
やっぱりこれを見つけたのは運命なのです。
今の美沙に必要な事が色々書いてあるのです。
多分そうなのです。
今までの美沙はいかに相手を倒すかばかりだったのです。
でもここには身の守り方
すなわち、いかにダメージを貰わないか
相手に負けないかを言っているのです。多分。
目から鱗なのです。
たしかに技を喰らわなければ負けないのです。
負けないこと、それは勝つことにも繋がるのです。
めぐみさんが言いたかったことはこれなのです。きっと。
しかし、ご先祖様は凄かったのです。
今の父上や母上に教えてあげたいのです。
毎晩星を見ながら呆けてはいられないのですよ。
それに、東京には空が無いと智恵子さんも言ったように
星が見えないのです。占えないのですよ。
ちょっと文学少女なのです。

あっという間に4巻を読み終えたのです。
おなかいっぱいなのです。
ん?最後の方に違うのが混じっているようなのです。
う、漢文・・・。
でも送り仮名なんか書いてあるのでなんとか美沙にも読めるのです。

・・平泉・・・暴れる・・大鬼・・呪術・・否通・・撃つ・・考案
・・・体・鍛え・・技・・・以て・・・鬼・・首・・切落・・
・・・・調伏・・・せし・・否尋常・・破壊・・禍齎・・
天神・・・最大・・・故・・・禁じ・・・物・・也・・・
・・・我・・・其れ・・・・黄泉・・・堕・・・候

なんだかすごいものがくっついていたのです。
『黄泉堕し』
うちのご先祖様が悪い鬼をやっつけるのに使った技らしいのです。
しかもご丁寧に禁じ手としてるのに技の説明もしてるのです。
美沙には半分以上わからないのですが。
美沙が判断した所によると
これは組み技なのです。
きっと組みついて身体の大きな相手を持ち上げてるのです。
鬼と言うのはたぶん大男なのです。
鬼なんて実際にはいないのです。
首から落として絶命させたのです。
美沙が分析するにきっとそうなのです。
ちょうど新しい投げ技が欲しい所だったのです。
これは使えるのです。
さっそく道場に帰って特訓なのです!
フッフッフ・・・
生まれ変わるにゅー美沙をみんなに見せつけるのですよ!







.................................................................................................

星・・・・
本来の自分が望むもの・・・それが可能性・・・
希望ある未来・・・可能性を追求・・・
秘めたる力の解放・・・
動き出す・・・次の歯車が・・・





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母上、登場機会多すぎ(笑)
ここまで出す予定は無かったんですがね。
ですが黄泉堕しは当初からこのような形でだすつもりでした。
だって名前からして古めかしいもんw
まあ、美沙の大いなる勘違いから生まれる産物なんですが。
防御と新たな技に目覚めた美沙。
どうなっていくのでしょう。

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  • 2011.06.20 Monday
  • -
  • 17:00
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コメント
 母上は良いキャラですね。そのうち試合を見に来るか、寮に来るなりして「美沙の一人参観日状態」になってほしいです。
 やっぱり美沙は『黄泉落し』が無ければいけませんよね。こちらは『黄泉堕し』にリネームされていますね……まさかここで裏をかいてキャプチュードではないとか!?
 それに刀はないけど、魔法の杖があるし……。

追伸
 駅伝中継お疲れ様です。やはり参加しないと楽しめないものですね。
 うちは前半で稼いで後半につなげる作戦でしたが、思いのほか強豪揃いでした。これからいよいよCBTにつながりますから、どこまで順位を落とさないかにかかっています。
 中継、今後も楽しみにしています。
  • CBTF
  • 2009/03/05 8:55 PM
CBTF様≫
あれ?黄泉落しでしたっけ?
自分では「と」だけ抜いて黄泉堕しにしたんですが。

参加していると見方が変わってきますからね。
こういうのは楽しんだもん勝ちです。
  • アワモ
  • 2009/03/06 1:32 AM
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