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  • 2011.06.20 Monday
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アナザーファイト【代償:エピローグ】

  これは、レッスルエンジェルスオンリーイベント
「レッスルクライマックス」にて、文章系サイト総合サークル
T-WINSで頒布した「ANGEL MANIA 2009」での
泡藻の担当した第3試合のアナザーストーリーです
本を購入されていない方も楽しめる内容となっていますが
比較されるとその違いがはっきりすると思います

ようやくラストです




 
大歓声に包まれる中、ロイヤル北条はふぅと大きく一つ息をついた。

「お疲れ様♪」
リング下から駆け上ったミシェール滝がタオルを渡しながら
北条に言った。

「全く……散々やってくれたわね」
顔にこびりついたカボチャのカスや染料などを拭き取っていく。
「翔子も悪乗りしすぎだったわね」
と、隣で微笑むパートナーをジト目で見つめるが
「こういったお祭りなんだ。少々ハメを外しても許されるだろう」
「受ける身にもなって欲しいわね」
ウィンクされ、また溜息をつく。
「まあ、翔子のそういうところはとっくにわかってたつもりだけどね」
北条は苦笑いを浮かべて言うが、突然叫んだ。





「つかさ〜、大丈夫なのです?」
声をかけながら真鍋の身体をこっそりとリングから引きずり降ろす。
「ふにゃぁ〜、効いたよぉ……」
鼻を抑えながら真鍋が答える。
どうやら折れてはいないようだが鼻血がひどい。
「しかし見上げた根性なのですよ。
 あんな風に受けなくてもいいのです」
「ニャハハ、つかさちゃん一世一代の見せ場〜ッテ感じ?w」
ふらつく足でなんとか立ち上がる。
「あんな見せ場はいりませんわ」
「まあつかさだから仕方ないのです。
 それよりもさっさと帰るのですよ。
 亜魅、つかさに肩を貸すのです」
「血で汚れるのは嫌ですが美沙様のご命令とあれば」
観客の目が北条達に集まる中、3人はそそくさとリングを後にしようとした。




「ちょっと待ちなさい!」

北条は立ち去ろうとするハロウィンパーティの3人を呼び止めた。
「なんなのです、もう試合は終わったのです。
 かえって早く休みたいのですよ」
「つかさちゃん、お鼻いた〜い」
「いいから戻って来い!」
北条に睨まれてスゴスゴとリングに戻ってくる。

「さあ、なぜ戻したかわかる?」
3人を見渡して北条が問う。
「ん〜、頑張ったって褒めてもらえるとかぁ?」
真鍋がお茶目に言ってみる。
「そうだね、美沙ちゃんもつかさちゃんも
 自分の持ち味を十分にだしてよく戦ったとは思うよ」
滝が満足そうにそう答える。
二人の顔が一瞬笑顔になる。
が、
「そうね、頑張ったことは評価しましょう。
 ……ありとあらゆる手段を使ったことはね」

(ヤバイのです、北条先輩の顔が未だ戦闘態勢なのです!!)
目ざとい美沙は北条が収まっていないことを瞬時に見抜いた。
「ここが私たちのリング上であるならこのまま戻っていても
 まだいいでしょう。
 ですが!今日この舞台は様々な団体が自分たちを見てもらうために
 用意された晴れ舞台。
 ましてや私達は第3試合、この後まだ多くの試合が残されている。
 それなのにこの状況……、見てみなさい!」
溶けたソフトクリーム、純白のマットを毒々しく染める蛍光イエロー
そして、無残に転がされたジャック君の成れの果て、等々。

どう見ても、汚い。

「そして続く第4試合は誰達か、美沙達わかってる?」
そう言われて対戦カードを思い出す。
「「「あ"っ……!!」」」
第4試合はイルミネーションマッチ。
しかも、全員が極悪ヒールの皆様。
さぁっと顔面から血の気が引いた。
「どうやら理解したようね。
 早く片付けないと優しいお姉さま達に何されるかわからないわよ?」
残酷な笑みを浮かべ北条が言った。
「ど、どうするのです!?」
「どうってどうにかしないと!」
「美沙様、まだワタクシ死にたくありませんわ!」
アワワと慌てる3人。
「だったら早く掃除しなさい!
 終わるまで次が始められないわよ!」
いつの間にか、なぜかホウキと雑巾入りのバケツを手に持っている北条。
それを美沙達に渡すと
「じゃあ、隅々までキレイにするのよ」
と告げ、リングを降りていった。
「ま、自業自得といったところかな。
 ヒールの諸君がしびれを切らさないうちに終えることを祈ってるよ♪」
そう言い残し、滝も花道を手を振りながら帰っていった。

「……行っちゃったね」
花道の方を見て真鍋。
「そんなことより、早く片付けるのですよ!」
「まだ死にたくありませんでしょ」
美沙と栗浜は早々に後片付けに入った。
「あ〜ぁ、こんなんだったらまともに行くべきだったかもねぇ」
真鍋のつぶやきに反応できない美沙だった。



「あぁ!!蛍光イエローが落ちないぃぃぃぃ!!!」





おわり






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  • 2011.06.20 Monday
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  • 14:30
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コメント
こんばんわ、穴ざーストーリー
楽しく読まさせて頂きました。
ハロウィンよりな自分としては
やはり「本領」の辺りが原作と違って
またあの3人の味が出てて
特に良かったですね。
他にも真鍋を見捨てる2人とか
原作では難しかっただろうはっちゃけ感が
とても面白かったです♪
最後に、エンジェルマニアならではの
試合順のオチは最高でした♪
蛍光イエローは結局落ちたのでしょうか(笑)
楽しいSS、読ませて頂きありがとうございました〜♪
 無事完結お疲れ様です。安心して年越ししてください。(笑)
 本編と今作、どちらもLaベルとハロパーの魅力が出ていて良いですね。もっとも向こうでこんな試合したらそれこそハロパーが袋叩きにされてしまいそうです。
 やっぱり北条さんもリング上も色々とすごいことになっていたんですね。
 普段は掃除なんてサボりそうな三人も、ヒールのお姉さん達に囲まれてはしないわけにはいかない……今回に限って言えば、その中に北条さんと滝さんも混じっていそうですけど。
 最後の一言まで笑わせてくれるハロパークオリティ……好きです。
  • CBTF
  • 2009/12/19 11:44 PM
最後のオチはですね、書いてる最中に
『あぁ、そういえば次はヒール大戦争(仮)だったなぁ』
というのを思い出しまして
急遽挟みましたw
片付けさせるのは念頭にあったので、いい展開になったかなと思っています
  • 泡藻
  • 2009/12/20 9:42 PM
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