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  • 2011.06.20 Monday
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アナザーファイト【入場】

 
これは、レッスルエンジェルスオンリーイベント
「レッスルクライマックス」にて、文章系サイト総合サークル
T-WINSで頒布した「ANGEL MANIA 2009」での
泡藻の担当した第3試合のアナザーストーリーです
本を購入されていない方も楽しめる内容となっていますが
比較されるとその違いがはっきりすると思います


今回更新部は、ほぼ本の内容と同じものですので
持っている方は飛ばしてもらってもいいかもしれません



 軽やかな入場曲が鳴り、派手な効果音と共に花道に二人が躍り出た。
『ハロウィンパーティ、ウィッチ美沙&サキュバス真鍋!』
漆黒のフードを纏った美沙が数歩前へ進む。
手にした魔女の丸ボウキを高く掲げると、
美沙の頭上に大きな火球が静かに浮かび上がる。
「行くのですよ……ファイアー!」
掛け声一閃、ホウキを前へ振り下ろす。
それを合図に火球がリングに向かって走ったかと思うとリング中央で分裂し、
会場の四方に設置されたモニュメントに赤々と炎のイルミネーションを灯した。
「さっすが大会場だけに凄い演出。派手ハデ〜♪」
はしゃぐ真鍋を目で促すと美沙はリングに向かって歩き出した。

ハロウィンパーティ
魔女・淫魔・使い魔をモチーフに美沙・真鍋・栗浜の若手三人で結成された。

「勝たせてくれなきゃイタズラするぞ♪」

をキャッチフレーズに
二頭身にデフォルメされた三人のキャラクターは評判を呼んだ。
グッズ展開や子供向けの雑誌への漫画の連載
CSでアニメ化が予定されるなどと、プロレスの事はは知らなくても 
『ハロパー』 は知っている小さな子たちも少なくなかった。
リングに入った二人はセコンドの栗浜から大きなバズーカを受け取る。
そして弾丸となるソフトカプセルに入った 
『ハロウィンパーティ・オリジナルTシャツ』を詰め込む。
「さぁ、あたし達のファンの子は手を挙げて〜?」
バズーカを構えた真鍋の問いかけに大きな声援で手を振って返す観客。
周囲をぐるりと見渡してから
「う〜ん、それじゃそっち……じゃなくてこっち!」
放たれたTシャツは弧を描いて一階席中段あたりの
親子連れのお父さんの手に収まり、戦利品は隣の娘らしき子に自慢げに渡された。
「おとーさんやったぁ。株が上がったねぇ♪それじゃ次はどこがいいかなぁ?」

しばらくそんなやり取りが行われていたが、
一転して会場が暗くなると空気が一変した。
そして、会場一面が赤いカクテル光線に包まれると
革命の歌が響き始め、途端にドームが大歓声に包まれる。
『La・ベルサイユ、ロイヤル北条・ミシェール滝!』
スタッフの手で白い花道の真ん中に真っ赤な絨毯がひかれ、
大量のスモークが発生してゲートを覆う。
霧が晴れると、スポットライトに浮かびあがった北条と滝の二人の姿があった。
まずは北条が腰に提げられたサーブルを抜く。
そしておもむろに構えを取ると観客の一部から黄色い声援が響いた。
曲に合わせサーブルを片手に見事な剣舞を舞ってみせる。
見る者を魅了しつつ、徐々に速度をあげて
激しく鮮やかなステップで花道を駆け抜ける。
最後の渾身の突きを決めて動きを止めた時には、
見事リングサイドまで到達していた。

「いつ見てもこの時の沙希は美しいよ」
曲が若干スローに落ちるとそこからは滝の出番だ。
優雅に歩みを進めながら観客の声援に手を振って応える。
そして花道の中ほどまで進むと、口にくわえていた
真紅の薔薇を手に取りパッと宙に放り投げた。
するとその薔薇は放物線の頂点でパンッと弾け、
同時に会場中に天井から薔薇の花びらが降り注がれた。
それを見た女性ファンの何人かが歓喜のあまり
失神するのを満足そうに眺めると、滝は堂々とロープを潜りリングに入場した。

La・ベルサイユ
あまたあるプロレス団体、プロレスラーの中でも
知らぬものなしとも言われる名タッグチーム。
これまで数々のタッグタイトルを手中に収め、
その貴族然とした男装の麗人的佇まいから特に女性から圧倒的支持を得ていた。
華やかな舞台から抜け出してきたかのような二人。
動き一つ一つが優雅かつ気品に満ち溢れている。
公式・私設を合わせると、ファンクラブ数はゆうに三桁は超えるとも言われる。
信条である魅せるプロレスは、その強さも相まって
プロレスファンの間でも大きな支持を集めている。




入場セレモニーが終わり、四人がリング中央で対峙する。
レフリーに一人一人ボディチェックを受けながら互いの様子を鋭く観察しあった。
「美沙ちゃん、つかさちゃん。わかるかな? 
 この会場の雰囲気、凄いよね。これでだらしない試合をしたらどうなるか……ね?」
これまでの試合で十分に温まった観客を眺めながら、軽くジャブを放つ滝。

「もちろん。ビシビシと感じるのですよ、滝先輩。
 今日、ここで美沙(達)がトップに駆け上がるの
 をみんな期待しているのです。この試合からスタートなのです。
 その為にも今日は先輩方に勝たせていただくのです!」

その言葉に北条が反応する。
「意気込みはいいけど考えが甘いわね。
 タッグ戦は互いの信頼が第一。自分本位な行動は足を引っ張りかねないわね」

「フッフッフ、あまーい!
 あたしと美沙ちーとの絆はそんな緩いものじゃないもんねぇ♪」

それぞれ言葉の応酬を交わしてコーナーに散る。
そしてリングには真鍋と滝が残る。
それを確認するとレフリーがゴングを要請した。




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  • 2011.06.20 Monday
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  • 11:00
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コメント
 「勝たせてくれなきゃイタズラするぞ♪」は、いつ聞いても(見ても?)良いフレーズですよね。レッスル3のタッグ時の台詞になっても良いくらいだと思います。
 この入場シーンは、個人的には好きなんですよね。
 それぞれのらしさが出ていて、Laベルサイユの格好良さは勿論、特にハロパーの方はとてもユニークじゃないですか。
 何よりハロパーオリジナルTシャツ、普通に欲しいです。
  • CBTF
  • 2009/11/25 8:04 PM
CBTF様≫
おいらが居並ぶ他の方々と唯一張り合えるのがこの入場シーンだったんじゃないかなと(笑)
なのでほとんど手を加えずに今回も入場となりました。
Tシャツ欲しいですねぇ。
何方かイラスト描いてくれないかなぁ・・・w
  • 泡藻
  • 2009/11/25 8:52 PM
はろぱの入場曲はアクマイザー3なきがする
  • 2009/11/27 10:27 PM
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