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  • 2011.06.20 Monday
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アナザーファイト【プロローグ】

 
これは、レッスルエンジェルスオンリーイベント
「レッスルクライマックス」にて、文章系サイト総合サークル
T-WINSで頒布した「ANGEL MANIA 2009」での
泡藻の担当した第3試合のアナザーストーリーです
本を購入されていない方も楽しめる内容となっていますが
比較されるとその違いがはっきりすると思います





【プロローグ レッド】
 
控室。
試合前のウォーミングアップに余念がない二人。
『完璧な試合をするには完璧な準備が必要なのよ』
が口癖のロイヤル北条が、その言葉通りスクワットで黙々と汗を流す。
それに応じてパートナーのミシェール滝も入念にストレッチをして
体をほぐしている。

しばらくすると
「沙希……ちょっとまずい事となったようだ」
突然、滝が困ったように手を止めて言った。
「なに?どこか痛めたの?」
慌てて駆け寄る北条。
「いや。どうやら準備段階でバテたらしい」
滝のボケにすて〜んと派手にずっこける北条。
この手のやり取りも完ぺきにこなすのは流石だ。
「バカなこと言ってないで!」
とりあえず滝に突っ込みを入く。
「なに、沙希があまりにも気合が入っていたからね。
 ちょっとほぐしておこうかと」
「あたりまえじゃない。わかっているの翔子?
 エンジェルマニア……世紀の大舞台なのよ?」

そう、今日は世界各地の女子プロレス団体が初めて一堂に会しての
一大イベント『ANGEL MANIA 2009』なのだ。
気持ちが高ぶらない方が嘘となる。
「お願いだから、今日はちゃんと『試合』をしてよね」
北条は滝に向かって念を押すように言いながら時計に目をやる。
「もちろんさ。いつものように我々の戦う姿をバンビーノ達に
 焼き付けてもらうさ」
「……そのいつもどおりって言うのが一番心配なんだけど」
「まあ、今日は油断ならない相手だからね。
 これくらいがちょうどいいのさ。おっと、そろそろ時間のようだね」

控室前の廊下が騒がしくなる。
どうやら直前の第2試合が終ったようだった。
たしかIWWFジュニアヘビーのタイトルマッチだったはず。
この様子ではかなり盛り上がったのであろう。
「翔子、もちろん準備はいいわよね?」
腰に剣を差し、入場用の純白のマントを肩に回しながら問う。
「あぁ、全く問題ないさ。他の団体はもちろん
 あの子たちにも主役の座はまだまだ渡せないからね」
同じくマントを身にまとい、一刺しのバラを花瓶から抜き取ると
控室の扉を開けた。

「さぁ!今宵のショーの始まりさ!!」





【プロローグ ブルー】

ところ変わって別の控室。
3人が車座になって座っている。
「いいのですか。今日は一世一代の大舞台なのです。
 美沙達『ハロウィンパーティ』が女子プロレス界の
 ナンバーワンユニットになる絶好の機会なのですよ!」
野望高らかにそう言い放つのはウィッチ美沙。
「美沙様のお力ならば、そんなものはたやすい事。
 その事を下々の者にしらしめなければなりませんわね」
手にしたソフトクリームをなめながらどこか危ない発言で
美沙に同意する栗浜亜魅。
「ま、楽しければ何でもいいんだけどねぇ〜♪」
「淫魔風情が。
 なぜ美沙様がこのような下賤なモノをそばに置いているのか……」
「だって美沙ちーは友達だから?美沙ちーといると飽きないしねぇ」
栗浜の挑発にもまったく動じないサキュバス真鍋。

「いいですか野郎ども。よっく耳の穴かっぽじって聞きやがれなのです」
「野郎じゃないけどねぇ♪」
「ま、まあいいのです。
 今日は大先輩のLaベルサイユが相手なのです。
 普通に戦ってたんじゃ勝ち目は無いのです」
「うちらなんてったって新人にお毛毛が生えたようなもんだもんねぇ」
入団3年目の美沙と真鍋。栗浜はようやく2年目になったところなのに対し、
対戦相手のLa・ベルサイユはレスラー歴10年以上の大ベテランである。
団体のエースの座は後輩に譲ったものの、現在でもこの団体の
人気タッグチームなのだ。
「それでも絶対に負けられない闘いがここにあるのですよ!」
拳をグッと握り締めて力強く言うのだが
「おーおー熱いねぇ。でも、どっかの煽り文句みたいな事言ってもねぇ?」
と、どこかしまらないのがこの3人なのだった。

「いいのです?今日は全てをぶつけて勝ちに行くのですよ。
 美沙達ののフィールドに持ち込んで試合を引っかき回してやるのです。
 亜魅もちょくちょく介入するのです。
 特に北条先輩はまっすぐな人なのです、絶対にペースをかき乱すのですよ」
「かしこまりましたわ。この栗浜亜魅
 身命を賭して美沙様のご命令を遂行いたしますわ」
「い、いや、そこまで頑張らなくてもいいのですよ……」
「ウシシ♪、ハロパーワールドに染め上げちゃうもんねぇ!」
「つかさもあんまやり過ぎて反則負けだけには無しなのですよ」
「にゃはは♪」
大丈夫なのですかね……と美沙はこっそりとため息をついた。
個性がありすぎる二人は時にリーダーの美沙をも圧倒する。
なんだかんだ言って美沙は冷静なのだ。
もっとも一番悪知恵が回るもの美沙本人なのだが。

「時間なのです。つかさ、亜魅
 行くのですよ!」
「我らハロウィンパーティここにありってか?♪」



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  • 2011.06.20 Monday
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  • 13:00
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コメント
 本と比較して読めるこの幸せ。贅沢以外の何ものでもありませんね。
 どういう試合展開になるのか、ハロパーが何をしてくれるのか、Laベルサイユは勝てるのか、とても楽しみです。
  • CBTF
  • 2009/11/24 9:08 PM
本よりもハロパーが色々やってくれそう・・・♪
楽しみにしております。
CBTF様≫
とりあえず始まりました。
どこまで本編と違った空気に持っていけるかが
カギになりそうです。

シロー様≫
むしろハロパーの3人にとってはこちらが本分なのかなと(笑)
  • 泡藻
  • 2009/11/25 8:50 PM
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